映画

ルパン

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【マクノスケ】
「ルーブルの怪人」の新鋭ジャン・ポール・サロメ監督が、怪盗ルパン生誕100周年にあたり「カリオストロ伯爵夫人」をベースに、「813」や「奇厳城」などを盛り込み映画化した意欲作。

映画の中に登場する国宝級のカルティエの宝石など見どころも多々あるのですが、痛快アクション娯楽を期待していたら、これがさにあらず…ルパンを軸に彼の父とカリオストロ伯爵夫人との三つ巴の人間模様を描く、どちらかというとメロドラマの要素が強い作品でした。原作を読んだことがないので何とも言えませんが、たぶんこんなメロドラマ色が強い作品ではないと思うのですが、どうなんでしょうか。

アクションシーンも編集の段階で寄りや引きの速度をいじってある…いわゆる今、流りの映像になっていて、古い人間のあたしには、ちょっとイマイチ…。 もっとクラシカルな落ち着いた演出で、ルパンの颯爽とした活躍が見たかったなあ。メロドラマとしても、結局ルパンがなぜ怪盗になったのか(父の影響というだけでは弱いように思うのですが…)ルパンが求めているものが何だったのかが、ちょっと不明瞭。父ちゃんやカリオストロ伯爵夫人なんかは、地位やお金、美貌、悪そのものに魅了されているって十分に伝わってくるんですけど、肝心のアルセーヌがふたりの間を翻弄されるだけっていうのもなあ。主役としての花がなかったように思います。

で、おやっと思ったのは、ルパンを演じているロマン・デュリスが、なんとな~く「ルパン三世」っぽい猿顔だったということと、あるシーンがまるごと「ルパン三世・カリオストロの城」と同じで、逆に「あぁ。カリ城って結構原作に忠実なところもあったのねー」と感心してしまったのですが、原作を未読なだけに、逆にこの映画が「カリ城」を真似たってこともありうるのかしら?(←フランスでは宮崎さんはメビウスと対談したりしてかなり人気が高いだけに、ちょいとこんなふうに妄想してしまいましたが、たぶんそんなことはないでしょうね。)

【マクタロウ】
フランス製アクション映画は久し振りなので、楽しみにしていたのですよ。
しかも「怪盗ルパン」でしょ。
あのルパ~ン三世のおじいちゃんじゃありませんか(笑)。
痛快アクションを期待していたのだけど、ちょっと趣が違っていましたね。
意外や「父と子」のお話。もちろんアクションシーンもふんだんに盛り込まれているけど、どうも乗り切れないまま終わってしまった。

まず、ストーリー。何本かの原作を合わせてあるようだけど、詰め込みすぎで整理できていないように感じる。ルパンがカリオストロ伯爵婦人やボーマニャンに翻弄されすぎて、主人公として目立たなくなってしまっているのも問題だ。

また、父と子のテーマを持ってきているのに、ルパンの心情、泥棒だった父によるトラウマなどが描けていない為、主人公としての影はさらに薄くなっている。ロケの美しさやセットの雰囲気など、良い部分もあるのだけど、ちょっと残念な出来の作品となってしまった。


ルパン(2004)
ARSENE LUPIN
メディア 映画
上映時間 132分
製作国 フランス/イタリア/スペイン/イギリス
公開情報 劇場公開(日本ヘラルド映画)
初公開年月 2005/09/17
ジャンル アドベンチャー/犯罪/アクション
華麗に、大胆に、スマートに!
財宝に秘められた謎をめぐる、怪盗ルパンの生誕秘話

監督:ジャン=ポール・サロメ
出演:ロマン・デュリス/アルセーヌ・ルパン
クリスティン・スコット・トーマス/ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人
パスカル・グレゴリー/ボーマニャン
エヴァ・グリーン/クラリス



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  • 俺の名は、ルパ~ン三世!かの怪盗アルセーヌ・ルパンの孫だ。世界中の警察が、俺に血眼。とっころが、これが捕まらないんだなぁ。ま、自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒。それが、この俺、ルパン三世だ!!ルパン三世のじっち....

    2005.09.30 (Fri) 02:03 | ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!