映画

フォーガットン

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【マクノスケ】
飛行機事故で息子を失い、哀しみにくれる主人公テリー。カウンセラーに通い、心の傷を癒しきれないまま辛い日々を送っていたテリーにある日突然、息子は最初から存在していなかった衝撃の事実が判明!それでもかたくなに息子の存在を信じるテリーは、同じ事件で娘を失った男性と真実を突き止めるため調査に乗り出すのだったが…。

ねたバレしています!
未見の方は注意して下さい。


…予告を見た時から、これはもしかして…とは思っていたんですが、やっぱりXファイルねただったんですね~。(笑)でも、私たちの前に座っていたおばさま3人組は、どうやら「息子の死を乗り越えて生きていく女性の姿に感動しに来た」ようで、映画が終わったあと、ちょっと戸惑っているご様子。そりゃあそうでしょう。本当は宇宙人の「子供を失った親の記憶を消去する」という「親子の絆はわりと簡単に立ち切れるんだぜ~」ということを証明するための実験で、飛行機事故に見せ掛け子供を誘拐したのち宇宙人の未知のパワーで親の記憶を消去していたというのが真相。

どうやら宇宙人には「親子の絆」という観念がないらしく、それを認めたくないのか…そんなもんは無意味だと思っているのか…だからと言って、ここまで意固地に実験を続ける宇宙人って何だろうとか…いろいろ意味不明なシーンが続出。おまけに邪魔になった人間は突然大空にスバーン!と飛ばしちゃったりするんだったら、政府ぐるみで実験やっている意味ないじゃん!(笑)と大笑い。

で、その実験の唯一の例外として登場するのが、そんな宇宙人の記憶消去にも負けない主人公テリーだったわけですが、いや、確かにこの映画が「親子の絆の深さ」を描きたいのはわかるんですが、私なんかは、じゃあ何でテリーだけ特別なの~ぉと思っちゃったりするんですよね。これじゃあ他の親の立場がない!!むしろ劇中でテリーといっしょに真相に迫るアッシュが「なぜ俺は自分の子供を忘れてしまったんだろう」と苦悩する姿に共感してしまったりするんですよ。だから、たとえば「未知との遭遇」のように描いてくれれば、まだ良かったんじゃないかと思ってみたりしたんです。子供を忘れられない親が何人かいて、宇宙人や政府の機関の人に追われながらも、真相に迫ろうとする。その間、何人かが脱落し、最後はテリーだけになってしまう…みたいな展開はどうでしょうか?

映画の最後も結局テリーだけは記憶を失わず、子供は戻って来てめでたし、めでたしなんですけど、結局飛行機事故そのものがなかったことになったのか、ズバーンと大空に飛ばされちゃった刑事さんたちはどうなったのか一切説明がないのは、どうしたもんか…。(^_^;)まあ、これからも宇宙人によるくだらない実験は、続けられていくことだけは確かなんでしょうけど…。しかし、あの「ズバーンと大空に飛ばされちゃうシーン」には、大笑いさせて貰いました。こんな展開と知っていて出演したジュリアン・ムーアの真意が知りたい!彼女の熱演と作品の内容のちぐはぐさが何とも言い難い作品でした。

ところで、この実験の責任者=最後は大空にズバーンの宇宙人くんの役名をIMDbで見てみたところ「A Friendly Man=親切な男」となっているんですが、どういう意味なんでしょうか?最後テリーに子供を返したのは彼じゃないですよね。う~ん。よくわからん役名だ。
で、彼を演じたライナス・ローチさん!なんと来週から始まる「バットマン・ビギンズ」でブルース・ウェインのお父さん役もやっているようで、ちょっと見に行く楽しみが増えました。いや、私の場合、お目当てはリーアム・ニーソンなんですけどね。

最後に音楽のホーナー先生(実はファンです。いや、だったと書くべきか…。)。今回「らしく」ない曲でちょっとガッカリ。しかも音楽全体があまりにも「シックス・センス」のジェームズ・ニュートン・ハワードっぽ過ぎ!(←ハワード先生の次回作はジマー先生との共作「バットマン・ビギンズ」!いったいどういう配分で曲を書いているんだろう?)いくらこの映画のキャッチコピーが「シックス・センス以来、最も衝撃的なスリラー」でもなあ。
…って、きっと参考音楽が「シックス・センス」だったんでしょうねえ。まあ、いつものことと言えばいつものことなんでしょけどねえ。きっと監督は「シックス・センス」を意識していたんでしょうけど、どっちかって言うとねた的には「サイン」でしたよね。いや「サイン」もシャマラン作品としては、いまひとつとは言え、くらべものにはならないんですけど。(笑)


【マクタロウ】
事故で亡くした息子は、最初から存在してないと言われたら・・・。
ジェームズ・ホーナー(音楽)の新作はジュリンア・ムーア主演の、そんなスリラー作品らしいと知ったのは、ずいぶん前のこと(マクノスケがホーナーのファンです)。
「へ~。どんな展開になるんだろ」と思ってましたよ、この時は。

いよいよ日本公開が近づき予告を観る。
最後の方で、椅子に縛られた男が「ヤツらは聞いている」と言った瞬間、家の屋根が吹き飛ぶシーンが・・・。「ありゃ?これって、もしかしてウチュウジンの仕業ですか?」という予感。まあ予感は的中しまして、オチとしては「宇宙人の実験でした」ということなのだが、中盤辺りで主人公テリー(ムーア)が「その」可能性を語ったり、雲が円盤形になったりする映像もあり、オチが命の映画ではなかったようですな。

では、何がキモの作品なのかというと、これがよく分からない。
「母は強し」という事なのかもしれないが、なぜテリーだけ記憶が消えなかったのだろうか(記憶を消された人間の中には他にも母親はいるだろうし)。彼女が息子を思う気持ちが一番強かったから?そんな事言ったら世の母親、父親が怒るぞ。
とにかく理屈が合わない部分が多くて、「よくこの脚本が映画化されたよな」と思わざるをえない。

映像や演出は、最初はスリラーとして雰囲気を盛り上げようとしているんだけど、秘密を知った女刑事が突然空の彼方へピューと飛ばされるシーンに至っては衝撃というより笑劇だよ。
テリーと、彼女の協力者だけ子供が帰ってきて、メデタシメデタシって感じのラストも納得いかん。

フォーガットン(2004)
THE FORGOTTEN
メディア 映画
上映時間 92分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(UIP)
初公開年月 2005/06/04
ジャンル サスペンス/SF/ミステリー
あなたの大切な人生が、ひとつ残らず消えていったら――
監督:ジョセフ・ルーベン
出演:ジュリアン・ムーア/テリー・パレッタ
ドミニク・ウェスト/アッシュ
ゲイリー・シニーズ/マンス医師
アルフレ・ウッダード/ポープ刑事
ライナス・ローチ/親切な男
ロバート・ウィズダム/カール・デイトン
ジェシカ・ヘクト/エリオット
アンソニー・エドワーズ/ジム・パレッタ




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Comments 2

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tomy

コメントありがとうございます。車のシーンも
びっくりしましたよね。前にもどっかであんな
シーン見た氣がします。「ボーンアイデンティ
ティ」?さすがにあのオチはだめだと思いまし
たが、まあビューンってのがおもろかったから
いいですが(笑)
ではではまた遊びに来て下さいね

マクノスケ

車の衝突シーン、確かに私も他の作品で見たような気がします。
あぁ、何だったか思い出せない自分がもどかしい!
でもあの「ヒューン」!
一生忘れないシーンになりそうです。(笑)
私もまたそちらに遊びに行きますね!

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  • ラストを人に話すと記憶を消されるそうなので何も書きません。っていうか「うまいこと予告作ったなあ!」あの予告を見たら誰でも見たくなるでしょ!そら見に行くわ!全米初登場1位になるわ!まあ最終的には6600万ドルくらいだったからそんなにヒットはしてませんが(笑)

    2005.06.15 (Wed) 10:04 | 映画VS氣志團&タイガー