映画

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

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 マクノスケ

原作本を1巻だけ読んで見たのですが、ストーリーと言い世界観と言い、
ほぼ原作通りに映像化されていて好印象でした。
最初から復活すると分かっていてエドマンドの身代わりとなり
復活を遂げるアスラン…に、いまいち盛り上がれない部分もあるのですが、
それは原作通りなので、ここは製作者の姿勢として、
原作を重視したと言う事になるんでしょうね。

それを言うと、冒頭の疎開までのエピソードは、原作にはないのですが、
エドマンドが空襲に遭いながらもお父さんの写真を撮りに
戻るシーンの挿入はかなりイケていたと思います。
この先に起こるエドマンドの行動に先だって、決して彼は悪い子ではない…
と言う複線を貼るという意味でも成功していたのではないでしょうか。
それから少し気になったのは、白い魔女の設定でしょうか。
彼女が魔力を使ってナルニアの住民を次々と石にして行ったのも、
そもそも、ナルニアの創世記に裏切り者に死を与える権利を
大帝から授かったからであり、そのために自分を次第に女王と
思い込むようになったという理由があるのですが、
映画では魔女=悪という図式で見せていたような気がしました。

あと、とても良かったのは子役の4人が実に生き生きとしていて、
役柄もあってか、特にエドマンドとルーシーの子の芸達者な演技に魅せられました。
あーあと、上半身裸に赤いマフラーがセクシーなタムナスさんでしょうか!
もうイメージぴったりで、特に城で魔女からいじめられるところなんか良かったですね~。
最期にルーシーにハンカチを返す時なんか、もう、こいつーとか思っちゃいました。
原作ではピーター達が成人した頃にやっと男盛りになるという設定なので、
あー見えても、タムナスさんてば、まだまだ若造だったのねーとか思ってみたり…。(笑)

あとから妹親子も見に行った事を知ったのですが、
小3の姪っ子が「よく調教されたライオンだねー!」と感心していたそう…。
いやいや、これだけ聞いてもこの映画化は成功した
と言っても良いのではないでしょうか…。
私的にはリーアム・ニーソンの声にメロメロだったんですけど…。
(吹き替え版は津嘉山正種さんだそうで…やっぱりー!!)

 マクタロウ

ああ、自分は年をとってしまったのかなあ。
私としては、どうしても「ナルニア国」という世界が見えてこないのである。

ライオンやオオカミ、ビーバーが人語をしゃべり、
ケンタウルスやフォーンなどといった神話上の生き物たちが共存する世界。
それはそれとして良いのだが、
「タムナスさんが持っていた紙包みって、どこかで買ってきた物なのか?」
「とすると、市場などが存在しているのか?」とか、
「動物同士が話せる世界で、アスランは何を食べているんだろう?」
などと下らないことばかり気になるのである。
本当に下らない揚げ足とりのようなものでしょう。
だけど、こうした「世界感」がしっかりしていないと
物語そのものもしっかりとしてこないのではないかと思う。
原作がそうなのだから仕方がないと言えばそれまでかもしれないが、
アスラン復活のシーンなど数カ所の場面では、もっと盛り上げるような
脚色、演出をしても良かったのではないだろうか。

エドマンドのために自ら犠牲となり死ぬアスランが、
「復活できること」を知っていたのでは感動も薄いし、
その死の場面を目撃するのもエドマンドの方が
より感情に訴えることが出来たのでは?
それでも映画を観ている間は、それなりに楽しく観ることが出来たので、
まあ良かったとも言えるのかもしれない。
一番良かったところをあげろと言われたら、
末っ子ルーシーがタムナスさんと出会い、家へと招かれるシーン。
ルーシーの礼儀正しさは良かったかなってところが、
ああ、自分は年をとってしまったのかなあ・・・。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005)
THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE
メディア 映画
上映時間 140分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ブエナビスタ)
初公開年月 2006/03/04
ジャンル ファンタジー/アドベンチャー/ファミリー
ナルニア暦1000年――
《その国》は春を奪われ、
100年の冬に凍えていた…。

監督:アンドリュー・アダムソン
製作:マーク・ジョンソン
製作総指揮:アンドリュー・アダムソン ペリー・ムーア
フィリップ・ステュアー
原作:C・S・ルイス
脚本:アンドリュー・アダムソン クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー アン・ピーコック
撮影:ドナルド・マカルパイン
クリーチャーデザイン:ハワード・バーガー
視覚効果スーパーバイザー: ディーン・ライト
特殊メイク: ハワード・バーガー
プロダクションデザイン:ロジャー・フォード
衣装デザイン:アイシス・マッセンデン
編集:シム・エヴァン=ジョーンズ ジム・メイ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
クリエイティブスーパーバイザー:リチャード・テイラー

出演:ウィリアム・モーズリー ピーター・ペベンシー
アナ・ポップルウェル スーザン・ペベンシー
スキャンダー・ケインズ エドマンド・ペベンシー
ジョージー・ヘンリー ルーシー・ペベンシー
ティルダ・スウィントン 白い魔女
ジェームズ・マカヴォイ タムナスさん
ジム・ブロードベント カーク教授
キラン・シャー ジナーブリック
ジェームズ・コスモ サンタクロース
ジュディ・マッキントッシュ ヘレン・ペペンシー
エリザベス・ホーソーン マクレディ夫人
パトリック・ケイク オレイアス
シェーン・ランギ オトミン将軍
声の出演: リーアム・ニーソン アスラン
ルパート・エヴェレット キツネ

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