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映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

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90年代に一世を風靡し「3」まで作られたスーパーヒーロー「バードマン」に
主演していた俳優リーガンはその後人気が低迷しなんとかニューヨークの
ブロードウェイで返り咲きしようと自ら脚色・演出・主演で製作に乗り出すんですが、
離婚して引き取った娘のサムは薬中で病院から出て来たばかり、
共演俳優には恵まれず、行き先が危ないと思っているところにブロードウェイで
実力派と言われている俳優マイクが現れて、舞台をかき回しはじめてですね。

ここに映画俳優と演劇俳優、ハリウッドとブロードウェイ、
老いた俳優と若手俳優、父親と娘、俳優と批評家の対比など
盛りだくさんに描き、ひとりのダメ役者の舞台に掛ける熱い思いと葛藤を軸に
再起に賭けて孤軍奮闘する姿が描かれていて、演じるマイケル・キートン、
エドワード・ノートン、エマ・ストーンの演技も見応えありました。
愛を欲している彼に何が足りなかったか気づくまでの過程がポイントだったかなあ。
ただ、全編を1カットで見せた演出が私にはちょっとキツかった。
パン(横移動)や回り込みが多くて慣れるまでに時間が掛かりました。

そして、この映画のもうひとつの側面、
主役リーガンの内面が描かれているシーン…
炎の落下、天から落ちるフライパン、タクシー、ドラム…等
この全てが重すぎて息苦しくて堪らなかったです。
どんどん追い詰められて最悪のパターンも想像したりなんかして…。
そして最後の意味深なシーンも今でも解釈に悩んでいます。
どう考えてもふた通り考えられる最後だったと思うんですが、
やはりファンタジーで終わったと思うのが普通の見方なんでしょうかねえ。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
メディア 映画
上映時間 120分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2015/04/10
ジャンル コメディ/ドラマ
映倫 PG12
もういちど輝くために、もういちど愛されるために、
すべてを手放し、羽ばたこう。

監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
製作:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
ジョン・レッシャー
アーノン・ミルチャン
ジェームズ・W・スコッチドープル
製作総指揮:クリストファー・ウッドロウ
モリー・コナーズ
サラ・E・ジョンソン
脚本:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
ニコラス・ヒアコボーネ
アレクサンダー・ディネラリス・Jr
アルマンド・ボー
撮影:エマニュエル・ルベツキ
プロダクションデ
ザイン:ケヴィン・トンプソン
衣装デザイン:アルバート・ウォルスキー
編集:ダグラス・クライズ
スティーヴン・ミリオン
音楽:アントニオ・サンチェス
出演:マイケル・キートン リーガン
ザック・ガリフィナーキス ジェイク
エドワード・ノートン マイク
アンドレア・ライズブロー ローラ
エイミー・ライアン シルヴィア
エマ・ストーン サム
ナオミ・ワッツ レズリー
リンゼイ・ダンカン タビサ



 今日の調子&メモ

映画のあと実家へ寄り、野暮用を済ませて、ヨーカドーでお茶をしてから
買い物をして帰宅。ゲオで借りた「パトレイバー」(実写)の1巻を見tました。
エピソード0はイマイチだったけど1はレイバー出動シーンに結構萌えました!!

 今日の更新

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Comments 4

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Maya

わかる!単に「感動した」とか「名作」とかって絶賛できない何かがあるよね…人には勧められないかんじ(笑)。ラストもどう解釈するかはそれぞれだろうね〜。私は流れからして悲劇的な方を取るかな…

  • 2015/04/13 (Mon) 13:01
  • REPLY

マク→Mayaちゃん

Mayaちゃんへ

なんかもういろんな事が複雑に絡み合ってる映画だよね。
ネットの拡散やお産の時のビデオ撮影に至るまで現代のデジタル弊害や
昨今のハリウッドのアメコミ映画ブームにもチクリと釘を刺したりしてねえ。
失望したっていうわけではないけど思っていた映画とは違う重い映画だったね。

私この監督の映画は1本も観てないんだけど…
他の作品もどれも重いものばかりで、知っていたら、
たぶん途中でやっぱり、そういうことぉ~ってなったと思うの。
でも、最後はねえ。一瞬、あ、良かったなあって思ったあとで、
いや、流れから言って、これはそうじゃないだろうって思ったんだよ。
でもそうするとあの微笑みの理由はなんだったのかなあって思って。
で、またここまでシリアスで来ていきなりファンタジーはないよねえと堂々巡り。
最終的にはマクタロウはファンタジーと取りたいって言ってたけど、
答はそれぞれだよねえ。

たば子

私も見ました!

一緒に見に行った子はもともとこんな社会派内容は苦手らしく、
難しくてわからなかったと言ってました。
私はこの手のストーリーも好きなので、
問題なかったのですが、
マクノスケさんもしんどかったんですねえ。

薬やってた娘より心が病んでた主人公。
シェフもそうでしたが、
私たちが何気無くネットに発してる言葉は、
知らない誰かを傷つけたり、追い詰めたりしてるんですね。

気をつけないとダメですね😄💦

  • 2015/04/29 (Wed) 11:40
  • REPLY

マク→たば子さん

たば子さんへ

やっぱり映像の技法で目が追いつかず主人公が壊れてしまっているのが
見ていて目も心も痛くなりしんどかったです。
しかし本当に印象に残る映画と言うのか…。
そうそう。シェフもそうでしたが、ネットの在り方も考えさせられましたねえ。
負の部分も正の部分もきちんと描かれているところに好感が持てました。
やはりネットは利用する人の心遣いでしょうかねえ。

話は戻りますが…
バードマン。ラストがてっきり悪い方に向かったと思ってましたが…
NHKのニュースで監督が
誰もが持っている部分をみつけて笑い飛ばしてくれればいい
…と言っていて、ちょっとビックリしました。
人ぞれぞれの見方があると思うので自分なりの見方でいいとは思うんですけど、
180度違っていたので驚いちゃいました。