映画

テレビ「ガリバーの宇宙旅行」

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とにかく目出たいこってす!
ここ何年も東映の劇場長編アニメをテレビでやるなんてことがなかったですから。
ビデオに撮って、力(りき)入れて見ました。
…が、マクタロウと共に出だしから「お眠りモード」に…。(笑)
ここ最近のアニメや映画の短いカットの連続で見せる
細切れ手法もどうかと思うけど、やっぱり当時(1965年)の
テンポのたるさは時代を感じさせますねえ。
ただ東映としてはこの作品が初のスペースオペラで、全体のノリが
のちのテレビアニメに通じるところにルーツを感じ興味深く見ました。
今見るとキャラクターは「わんぱく王子」に非常に似ています。

それと有名な逸話のシーンもしっかり確認!
ラストに主人公のテッドがロボットのお姫さまを救うシーンがあるのですが、
このシーン、当時入社1年目の新人動画マンだった宮崎さんが、
演出の人と話し合って「ロボットの中から人間の女の子が出てくる」ように
変更してしまったそうです。アニメーターの大塚康生さんの著書
「作画汗まみれ」で大塚さんは
「これはたった1カットの変更ですが、作品の内容全体にかかわる重大な変更です。
このころから宮崎さんは、作品の全体的なテーマ、人間の描き方に
強い主張を持って漫画映画作りの中枢に迫っていたのです。」
と書いています。
宮崎さんの主張は先輩アニメーターの反感を買ったそうですが
「以後重戦車のように進んで行く宮崎さんの映画作りへの情熱はそんなものは眼中になかった」

と結んでいます。

ラストのロボットとの戦闘シーンのキャラが、妙に大塚さんタッチで
表情が生き生きしていたのには、心ときめいたのですが、
如何せん「夢オチ」っていうのが、どうもいただけません。
「夢オチ」でも、もう少し含みのあるラスト(たとえば「オズの魔法使い」とかね。)
だともっと余韻が残ったのにと思うのですが…。

ガリバーの宇宙旅行(1965)
メディア 映画 Anime  製作国 日本
初公開年月 1965/03/20
演出:黒田昌郎  監修:山本早苗  藪下泰司
製作:大川博   企画:小野沢寛 旗野義文
脚本:関沢新一
撮影:篠崎文男 林昭夫
特殊効果: 山本千秋
美術:横井三郎 児玉喬夫
「地球の歌」
編集:稲葉郁三
音楽:富田勲
主題歌作曲:富田勲
主題歌作詞:関沢新一
歌:西六郷少年合唱団
ダニー飯田とパラダイスキング
原画監督: 古沢日出夫
出演:坂本九 テッド少年
   本間千代子 紫の星の王女
   宮口精二 ガリバー博士
   堀絢子 ノラ犬マック
   小沢昭一 人形の大佐
   大泉滉 紫の星の王様
   ダニー飯田とパラダイスキング 紫の星の科学者たち
   今西正男 青い星のロボット
   伊藤牧子 島のクロー



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