映画

ターミナル

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【マクノスケ】
午後からの回だったんですが、なんと満席!!スピルバーグ人気とも思いましたが、これはやはり今年流行った映画の傾向から、感動に飢えている人が多いのを反映してるのではないかと分析。(笑)

で、内容はと言うとこれがそう言う意味では期待を裏切らない涙と笑いをミックスした佳作という感じで、それなりに泣いちゃったりしたんですが、ど~も、この私。
スピルバーグに関しては「シンドラーのリスト」辺りから素直に見られなくなっちゃってまして、なんつーんですか。映画のエピソードの積み重ねとその演出のあざとさに目が行っちゃうんです。でもだからと言って、それが嫌なんじゃなくて、そのあざとさを味わうのが好きなんですよね。今回も映画の後半に行けば行く程に、それまでのエピソードが複線となり、感動へと導いて行かれて、あのエピソードはこの感動のためにあったのかとスピルバーグのプロのテクニックに脱帽という感じでした。 またキャサリン・ゼダ・ジョーンズとのラブロマンスのシーンは、ひょっとして「めぐり逢えたら」なんかよりイケていたかもしれません。彼女がとっても可愛くみえました。

面向きには、空港から出ることが出来ない男が、空港で働く移民もしくは不法侵入の人々と心を通わせていく様子を丁寧に描いていくんですが、隠しテーマは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続きまたまた「父と子」!思春期に両親が離婚し、母親に引き取られた監督には、父親に対する大きなあこがれがあり、それが形を変えて登場するのではないか(というかそういう話に共感し本を選んでしまうのでは?)と思ってみたり…。

そうそう。些細なネタでもお金を惜しまないスタトレファンの方は、この映画、必見です!! ねた振りは2回。しかも2回目はかなりマニアック!!満席の中、爆笑したのは私とマクタロウのふたりだけ。いや~スピちゃんの演出。ここでも冴えまくりです!!


【マクタロウ】
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続いて、力を抜いたスピルバーグ作品。
自国のクーデター騒ぎにより、アメリカに入国できず空港内での生活を強いられる主人公ナボルスキー(トム・ハンクス)が、持ち前の誠実さにより空港内で働く人々のヒーローとなっていく。まあ予告を観て思っていた通りの展開です。
その、空港内で働いている人達というのがマイノリティーという所はアメリカの縮図を表しているのだろう。
ナボルスキーは外国人だったからこそ彼らのヒーローになれたのである。

彼(彼ら)と対立するのが空港警備主任ディクソンだが、昇進を控えていて、よけいなゴタゴタを避けたいという「理屈」はわかるが、あそこまでナボルスキーに冷たく当たる理由というには弱かったように思う。
それ故なのか単に演出が悪いのか、終盤、ディクソンの部下の反逆もあまり盛り上がらなかった。本当なら「やったぜ、ザマーミロ」というシーンなのだが・・・(この後、初めて空港から外に出たナボルスキーがニューヨークを目にするのだが、ビルから出てきた彼の姿を引いていくと、ガラス張りの空港ビルに摩天楼が映り込んでいる。正面からビル群をバーン見せないこの演出は、スピルバーグ的な旨さを感じた)。

同じくキャラクターとストーリーという面では、不倫真っ最中のアメリア(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)とのロマンスは楽しく見せてくれるが、最後に彼女が自分を犠牲(吹っ切った不倫相手とよりを戻すこと)にして、ナボルスキーに1日だけの滞在をゆるす書類を調達するあたりは、ご都合主義的だし、同じご都合主義ならもう少し観客に夢を見せてあげてもいいのでは・・・と感じた。
全体的にスピルバーグならではの「暖かいお話」とトム・ハンクスならではの演技を期待していた人達には、バッチリはまった作品なのではないでしょうか。(ちょっと長いが・・・)

追記
スタートレックネタで笑わせてもらったが、劇場に響く私とかみさん(だけ!!)の笑い声が寂しかった。

■彼は空港(そこ)で待ち続けた。約束を果たすために…
[監][製]スティーブン・スピルバーグ
[案][総]アンドリュー・ニコル
[案][脚]サーシャ・ガバシ
[出]トム・ハンクス キャサリン・ゼタ=ジョーンズ スタンリー・トゥッチ
[制作データ] 2004米/UIP [上映時間] 129分



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