クリムゾン・リバー2/黙示録の天使たち

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【マクノスケ】
前作「クリムゾンリバー」とは主人公のニーマンス警視しかつながりがないのに 「クリムゾンリバー2」とはなんで~とついツッコミたくなる本作。
すっかり地名だとばかり思っていましたが、調べてみたら「深紅の川=血の川」のことだったことが判明。 だったら今回も「クリムゾンリバー」でいいってことなのかなあ?
おもいきってインディみたいに2作目からは「御存知!ニーマンス警視の冒険!」とかにした方がよかったのでは? 聞くところに寄ると4作目まで続編が決まっているそうなんですが、 次回はもう少しストーリーを練った方がいいんじゃないでしょうか。
「12使徒」「キリストの再来」「壁に埋め込まれた死体」「第七の封印」など… 思わせぶりで仰々しい音楽や長~いアクションシーンなどを盛り込んでいる割にはオチがなさ過ぎでちょっとトホホ状態。
結局我らが(クリストファー)リーさまの探していたものはどういうものだったのか… 何のためにあのようなスタイルの殺人が起こったのかも謎だったですねえ…。
本当に期待していただけに残念でした。
相棒のレダ役のブノワ・マジメルくんはなかなかハンサムな頑張りやで好感が持てたんですが…。


【マクタロウ】
なんでも原作者の仕事が遅くて、リュック・ベッソンがオリジナルの脚本を書いたと か。これが凶と出たのだな(前作に出演したヴァンサン・カッセルは脚本を読んで出 演をとりやめたとか。正解)。
「12人の使徒」とか「ヨハネの黙示録」「第七の封印」だとか、キリスト教ネタは 好きなんで、ちょっと期待していたのだけど、見事に外された。
「振り」はあっても「中身」がない(私が感じているところの)「エヴァンゲリオ ン」みたいなもの。
宗教ネタもそうだが「マジノライン」などというミリタリー者にはちょっと嬉しいネ タも出てくるのに、雰囲気作りの道具にしかなっていないのがつまらない。
画的にも、おどろおどろしさは出ているが、お話同様ツッコミ所満載であった。た だ、音響は良く(うるさすぎる部分もあるが)銃撃戦などは迫力があった。
もっと脚本を練り、じっくり描けばかなり面白い作品になったであろうに残念であ る。


■最後の審判の日、目覚めるのは神か悪魔か
監督・オリビエ・ダアン
脚本・リュック・べッソン「ジャンヌ・ダルク」「フィフス・エレメント」
音楽・コリン・タウンズ「スペース・トラッカー」
出演・ジャン・レノ ブノワ・マジメル カミーユ・ナッタ クリストファー・リー
2004仏/アスミック・エース=ギャガ=ヒューマックス 100分





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