映画

サラマンダー

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【マクノスケ】
「Xファイルザムービー」のロブ・ボウマン監督が、 口から火を吐く巨大竜と地上にわずかに残った人間との闘いを描くSF作品。 原題は「REIGN OF FIRE」(=炎の支配)で、 邦題の「サラマンダー」という呼び方は、映画の中では、ほとんどされておらず「ドラゴン」と呼んでいました。
(字幕では何回も使われておりましたが…。)
主役はてっきりマシュー・マコナヘー(←ホントはこういう発音らしい…)だと思っていたら クリスチャン・“太陽の帝国”ベールだったんですねえ。 最近の彼の作品はほとんど見ていないので知らなかったんですが、 トム・クルーズばりのいい男に成長していて、その熱い演技を堪能させてもらいました。 しかし、それより更にいっちゃっていたのが、頭を坊主にしてまで頑張ったマコナヘー。(笑) こってり演技の割には、役が浅いというのか、キャラが立ってないのが、ちょっと残念でした。
スタトレファンの私には、主人公の母親役にボーグクィーンのアリス・クリッジ、 AJ役(要塞で無線を傍受する髭の男)にドクターベシアのアレキサンダー・シディグが出演していて、 それだけでも、おいしいキャステイングだったんですが、 映像的には検討している反面、ストーリーが、いろいろとつっこみどころ満載で、 もうちょっと練った方がよかったんじゃないかと思ってみたりして…。

【マクタロウ】
この作品、一番の不満は「なんで戦車やヘリコプターが正面切ってドラゴンと戦わん のだ」ということです。
いや、私はなんとなく「やらないだろう」と思ってましたから、予想通りと言ってし まえば、それまでなんですが。
せっかく「中世ファンタジー」の世界ではない「現代」を舞台にしたドラゴン映画な のに、しかも戦車、ヘリコプターを出しておきながら、それらと戦わせないのは、サービス 精神又はセンスの欠如としか思えません(あ、予算ってのは置いておいて)。 ドラゴンは何百といるわけだから、最後の「ボス(雄)」は、人間が素手に近い形で 倒すとしても、1匹か2匹は近代兵器で倒してほしかったよなあ。
と、言って置いてナンですが、それやっちゃうと作品の矛盾がバレバレになってしまうんですね (いや、やらなくてもバレバレですが)。 物語の中で登場人物が「ドラゴンは生き物なんだ」と言い、事実1匹は捕鯨に使うよ うなモリで倒されてしまうわけですよ。
それなら、通常兵器で十分戦えたはず。人類が滅亡の危機に瀕するわけありません。 結局この作品も、アメリカ映画の「モンスター」=「巨大生物」から脱しきれず、日 本映画のような「モンスター」=「怪獣」になれない、発想の行き詰まりを感じてしまいました。 それでもドラゴンが炎で、戦車、装甲車などの隊列を攻撃するシーンは、ロングでと らえてあり、なかなかカッコイイカットだったし、他にも良いシーンはあったので本当に残念でした。
そうそう。「ドラゴンは餌が増えるまで休眠状態に入り、現代に至り復活する」とい う設定。 これは、物語後半の「倒したドラゴンはメスばかりだ」というセリフ(実は1匹のオ スが多数のメスに受精していると言う、「逆」蜂社会)と合わせて「ギャオス(平成ガメラ)の パクリか!?」と思ってしまったよ。

生き残りたいなら、空だけ見てろ。
監督・ロブ・ボウマン「Xファイルザムービー」
音楽・エドワード・シャルマー「チャーリーズエンジェル」「光の旅人」
出演・マシュー・マコノヒー/クリスチャン・ベール/イザベル・スコルプコ/ジェラルド・バトラー



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