
原題:The Last Airbender
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
製作: M・ナイト・シャマラン、サム・マーサー、フランク・マーシャル
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ、スコット・アバーサノ、マイケル・ダンテ・ディマーティノ、ブライアン・コニーツコ
原作:マイケル・ダンテ・ディマーティノ、ブライアン・コニーツコ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ノア・リンガー、ニコラ・ペルツ、デブ・パテル、ジャクソン・ラスボーン、ショーン・トーブ、アーシフ・マンドビ、クリフ・カーティス
製作国:2010年アメリカ映画
上映時間:103分
上映方式: 2D/3D
配給:パラマウント
物語:気、水、土、火の4つの王国によって均衡を保っている世界を舞台に
均衡を保てる唯一の存在「アバター」の少年アンが、100年の時を越えて
甦り、戦乱の元となる「火の国」と仲間のベンダーと共に闘う
カンフー・マジック・アドベンチャー。(←勝手に命名!)
朝、怠かったのですが、今見ないときっと見ないかもーという思いがよぎり、
ちょっと無理して「エアベンダー」を見に行ってきました。
映画館は「ポケモン」「アリエッティ」「トイストーリー」を見に来たのか
家族連れで溢れかえり、かなりの行列!!!(あぁ、連休だった!)
「エアベンダー」は、そうでもないかな~と思いましたが、
その割りにまずまず入ってました。客層が割と高めだったのが不思議です。
私のように監督のファンの方もいたのかしら?
そうなんです。「シックス・センス」ですっかり監督のファンになってしまった私。
以来公開作はすべて見に行っているのですが、
さすがに「ハプニング」は、ちょっと盛り上がりに欠けていたかなあ。
今回も予告を観て「これはダメだ!」と言い切っていましたが、
「火の国」の王子を「スラムドッグ・ミリオネラ」の主人公を演じた
デブ・パテルが演じると聞いて、なんだか俄然見る気が出てきました。
(ポスターの左上の人がデブ・パテル。)
で、そのデブ・パテル演じるズーコ王子も、
お父さんにいじめられちゃっていじけている感じが
「指輪」の「ファラミラ」チックで私的にはツボなのが良かったのですが、
ビジュアルが全然イケてない主人公「アン」の…
例えて言うと「突然あんたがダライラマと言われてビビってる少年」
のような驚きとまだ未熟な身でありながらなんとか人々の声に
応えようと懸命に頑張っている姿が映像的に良く伝わっている
ところが、さすがはシャマラン監督と唸りました。
でも、いかんせん、お話が駆け足だったのが残念。
3部作(今回、途中でおしまいなのにビックリ!)なのだったら、
もう少し上手く配分出来なかったものか?…と思ってしまいましたが、
全体的には「ハプニング」よりずいぶん楽しんで帰って来ました。
以下ねたばれOKな方はどうぞ!カンフーと魔法の合わせ技は、見る前はちょっと抵抗が
ありましたが、実際見ると、案外受け入れる事が出来ました。
シャマラン監督のアクションの趣味と自分の趣味、
(技の所作のスピード感や打たれた時のリアクションなどが…)
ピタリとハマって気持ちが良いくらいでした。
が、さすがに「火の国」の食事風景や(お一人様用鉄鍋や箸)
洞窟に「桜」「鯉」が出てきた時には、ちょっと引く物もありましたが、
それも「オリエンタル」な雰囲気を出したいんだろうなあと
思い、心の奥にしまいながら見ました。
シーン的には、アンの「アバター」の儀式の際に、
アンを敬うように見る師匠の目線と立場が逆転してしまった事で戸惑う
アンの表情がとても上手く撮れていてぐっと来てしまいましたねえ。
「スター・ウォーズ・ジェダイの帰還」ファンの私としては、こういう悩み系、
運命受け入れられず孤軍奮闘する主人公って「萌えー!」なんですよねえ。
あれでもう少し日本人好みの美形少年だったら、もっと話題になってたかも。
でも原作があるから仕方ないかなあ。
ズーコ王子もねえ。タイプですよ。デブ・パテル!!!
こんなに悪な悩み系が合っているなんて「2」「3」が楽しみなんですが、
「1」のこの不人気じゃあ「エラゴン」「ライラの冒険」同様続きはなしかなあ。
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