告白

2010年06月20日
映画 6
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中学校教師が自分のクラスの生徒に愛娘を殺害され復讐するという物語。
中島監督作品は灰汁が強そうで敬遠していたんですが、
松たか子の演技が好きなのと、犯人は誰か、どのように復讐が果たされるのか…
興味本位で見に行きました。原作本は未見です。

後味が悪いとも聞いていましたが、
松たか子演じる教師の立場で見る事が出来れば、
逆に「そこまでやるか!」とも思える最後。
教師、生徒、犯人の親など、それぞれの告白形式で成り立っているので、
犯人(子供の立場)で見た教師は「大人げない」「救われない鬼」のような
存在になってしまうと思うのですが、それ以前に犯人が行った行為が、
どれだけ許されない事なのかが重要だと思うんですよねえ。
私はこの年なので、より教師の立場で見てしまったのかもしれませんが、
犯人の年齢など関係なく復讐に走ってしまった教師の憎しみは理解出来ました。

原作本のレビューを読むと、教師の行為を肯定する人が
あまりいないようなのですが、中島監督のあのハリウッド映画のような
達者な映像と松たか子の執念の演技(他のキャストも見事!)が、
殺人という物の「冷酷」で「非道」な部分を見事に描き切っていて
私としては納得の行く展開!中島監督の映像大いに気に入りました!
今度他の作品も見てみようかな。

しかし、この映画に描かれる、自分中心で、甘え体質で、物を考えない、
短絡的な子供たちは、現代社会をそのまま映していますよねえ。
とにかく行動する前に、立ち止まって、まずは「考える」ことから
始めないとダメだなーと深く考えさせられました。
このままで行ったら、日本はどんどん病んで行ってしまうのは確実だもんなあ。
それにしても、松たか子、最後の最後までやってくれますねえ。

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Comments 6

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たば子  

親のせいで子供が壊れてしまってますよね。
描かれていないクラスメート達もきっと家庭内でのイライラのはけ口を誰かを攻撃することで見つけてるというか。
愛しすぎてもいけないし、子供を育てるって怖いって思いました。

2010/06/22 (Tue) 10:03

マクノスケ  

お返事ー!

>たば子さん
うちも子供がいないから、私自身が呑気に見てられたのかもしれませんが、
実際子供を持ったらあ~いう感じで育てちゃうのかなあ。
なんだか自信ありません。
でも、映画では、親の教育がいかに大切なのかがよく描かれてましたよね。
子供よりも親が勉強しなくちゃいかんってところでしょうか。
愛しすぎないように育てるってのも難しいですよね。

2010/06/22 (Tue) 16:23

ちーさん  

ウェルテル

本を読んで殆ど共感出来るところはなかったけど
生徒たちから総スカンを受ける浮いた存在の
ウェルテルみたいな教師っていそうだなって思った。
映画だと美しいウェルテルみたいだからウザイ感じが足りなかったのでは?
本では美月の描写が物足りなかったな。
あっけない最期。

女性教師の執拗な復讐が明らかになっていくラストにくらべ
犯人の幼稚な一面が痛いだけに救われない。

2010/06/29 (Tue) 00:35

マクノスケ  

お返事ー!

>ちーさん
それがそのウェルテル、ポスターなんかだとイケメンで
美しいイメージだけど映画だと全然空気が読めない
トホホ野郎で、とってもウザイ感じが良く出てたよ。
映画では美月はまあまあ描けていたかなあ。
文字だとどうなのかわからないけど、
最後の描写も映画ではかなり印象に残る演出だったよ。
犯人の幼稚さも救われないけど「母親への執着」に
かなりこだわって描いていたようにみえた。
本とはポイントが違うのかも?

2010/06/29 (Tue) 16:27

映画マン  

こんにちは

私も大学生ながら、教師(松たか子)に感情移入してしまいました。
復習に走るのも仕方ないと言えるくらい、犯人の子供がやったことは卑劣ですよね。
それにしても、松たか子さんの演技は凄かったですねぇ。

2021/03/15 (Mon) 07:36
マクノスケ

マク→ 映画マンさん  

こんにちはー!

松たか子さんの演技は凄かったです!
でもホントはやってはいけないことですね。

2021/03/15 (Mon) 13:39

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