BS 十二人の怒れる男

58年、95分のモノクロ映画です。
最初と最後の数分を覗き「陪審員室」から場面は変わらず、12人の陪審員が、ヘンリー・フォンダ扮する陪審員8番の「無罪」の主張に徐々に賛同していく過程が臨場感たっぷりに描かれます。意見を述べ合っていく陪審員それぞれの暮らし振りや性格などが見え隠れするところが実に巧みで見応えがあり、次は誰が「無罪」を唱えるのかという展開の醍醐味も味わえて、さすが名作!…と唸ってしまいました。
途中、茹だるような熱さの中、一雨来て、部屋の電気が灯され、故障していたと思われた扇風機が動き出します。それは、この判決が「有罪」から「無罪」へと動いていく過程とも似ていますし、硬直した場面に一陣の風が吹き抜けるように、観ているこちらもほっとひと息つけるような素晴らしい演出だと思ったりしました。
見終わった後、マクタロウと今リメイクするんだったら…という話しになり、陪審員3番(リー・J・コッブ)はスタローン? 陪審員4番(E・G・マーシャル)は、もうちょっと年を取ったディカプリオ?とか言ったりしたんですが、ヘンリー・フォンダの役は、やっぱりトム・ハンクスとかになっちゃうんですかねえ。 陪審員11番(ジョージ・ヴォスコヴェック)は、ロビン・ウィリアムズ… 陪審員12番(ロバート・ウェッバー)はピアース・ブロスナンなんかどうでしょうか?
そのあと「名探偵モンク4」も見たんですが、デッシャーの声を聞きながら、なんだかドクターがすでに懐かしくなっている自分に驚きつつ(笑)、モンクさん役の俳優ラスキンさんを演じている俳優さんが誰だか思い出せずモヤモヤ。今、調べたら「ターミナル」で嫌みな空港の保護局長代理ディクソンや「ラッキーナンバー7」でニューヨーク市警捜査官のブリコウスキーを演じているスタンリー・トゥッチ だと分かりました!!む?「プラダを着た悪魔」…見てないんだけど、あーーー!!散々予告で観たアン・ハサウェイに「君は愚痴を並べているだけだ」って言うメガネの人!!!な・る・ほ・どー!!
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