映画

DVD:デビルズ・バックボーン

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「パンズ・ラビリンス」を見てから、同じデル・トロ監督作品の「デビルズ・バックボーン」が見たくなり(特にマクタロウが)、昨晩DVDで見直しました。(今回2回目の鑑賞です。)

スペイン内戦下の孤児院。新しくやって来た孤児の少年カルロスが、怨みを抱えた少年サンティの霊を目撃。誰にサンティは殺されたのか・・・サンティの予告する「いずれ此処で大勢死ぬことになる」とはどういう事なのか・・・物語は恐怖と謎に包まれ、少年の成長と人生の残酷さ、切なさを盛り込み一気にラストに向かいます。

孤児院の医師カザレスが主人公カルロスに見せる「背骨がゴツゴツと突き出た幼児を漬けたラム酒」や女院長カルメンの義足など不気味さが漂いますが、映画は中盤以降、幽霊となった少年を殺した犯人像に迫り、彼の狂気がどこからやって来たのか、その彼の行く末に待っている恐怖も描いて、この作品を、単なるホラー映画ではない域まで高めています。ディック・スミス氏(注1)に師事していたデル・トロ監督。幽霊や血の特殊メイクや大好きな虫へのこだわりも顕著なのがファンとして嬉しいところ。

デル・トロ監督作品のスペイン内戦ものとしては、最新作「パンズ・ラビリンス」が少女編ならば、これは少年編と言えるもの。2つの作品はいくつもの類似点が見受けられますが、「パンズ・ラビリンス」はシェイクスピアの「ハムレット」(注2)を下敷きにデル・トロ監督が自分流に味付けしたのではないかと思ってみたり・・・。ダークな中に光り輝く、残酷さ、妖しさが堪らなかったりしています。


(注1)ディック・スミスとは・・・。
「ゴッドファーザー」のマーロン・ブランド、「アマデウス」のF・マリー・エイブラハムらの老人メイクや、「タクシードライバー」のロバート・デ・ニーロのモヒカン刈りや血しぶきメイクなどを担当した特殊メイクアーティスト。

(注2)ハムレットとは・・・。
デンマーク王子ハムレットが、父を殺し母を奪い王位を簒奪した叔父を討ち復讐を果たす。
シェイクスピアの四大悲劇の一つ。
デンマーク王が急死する。王の弟クローディアスは王妃と結婚し、跡を継いでデンマーク王の座に就く。父王の死と母の早い再婚とで憂いに沈む王子ハムレットは、従臣から父の亡霊が夜な夜な城壁に現れていることを聞かされる。亡霊に会ったハムレットは、実は父はクローディアスに毒殺されていたことを知る。(ウィキペディアより引用)

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Comments 3

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うみこ

妖しさは化けるとでるの?

  • 2007/10/13 (Sat) 11:25
  • REPLY

まっぴら

血やモツの特殊メイクは作り物だと割り切れば大丈夫なんですけど、虫がワラワラ出てくるヤツはカラキシ駄目なんですよ。(痒)
昔「黒い絨毯」って映画があったんですけど、トラウマあるんでしょうかね?クリープショーのゴキ様ネタとか、イタリア系にありがちなビチビチしてるのとか、兎に角大量に御登場なさるシーンは走り回って逃げちゃいます。

情けない話ですが、インディ2の「おみくじクッキー」も駄目でした。

  • 2007/10/13 (Sat) 19:59
  • REPLY

マクノスケ

>うーさん
この作品、特に化ける前と後では、妖しさが全然違うよー。
なんでも、デル・トロ監督は、日本の幽霊も参考にしたとか・・・。
ちょっと怖かったよー。

>まっぴらさん
私もそうなんですよー。
特に蝶々が苦手でその次が大量虫攻撃です。(涙)
「デビルズ・バックボーン」は、虫と言ってもなめくじと蝿なので、
可愛いくらいなんですが「パンズ・ラビリンス」の虫のシーンは、
巨大ダンゴムシが身体にのたくって、ちょっと気持ち悪いですー。(涙)
「黒い絨毯」は、マクタロウがDVDを買った時に見ましたが、
結構可愛かった(ちょっと語弊があるかな?)です。
特撮の技術にもよりますが、最近のは、生々しいですからね。
余計にうえーって来ますよねえ。
「インディ2」は、ギリギリくらいだったかなあ。
同じデル・トロ監督の「ミミック」は、涙出そうでした。