2021.04.03

修善寺の虹の郷に行って来ました。
シャクナゲがとてもきれいでした。

映画

ブラック・ダリア

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マクノスケ

今回はねたバレしておりますので、未見の方、ご注意を!

清水で観てきました。「殺しのドレス」以来のデ・パルマファンで、
作品として「LAコンフィデンシャル」も大好きな私としては、
ある程度期待して観に行ったわけですが、
映像的にデ・パルマならではの演出にはウハウハしたものの、
全体的にはいまひとつぐっと来る物がなく少々残念な印象です。

この映画。実際に起こった事件を元にエルロイがハードボイルドとして
書いた原作を映画化しているのですが、話としては
「ブラック・ダリア事件」を核とした2人の刑事と1人の女の葛藤を綴ったもの。
映画の前半は、この3人の出会いと奇妙な三角関係に赴きがおかれ、
中盤から事件の確信へと迫って行き、最期には元のお話へ戻っていくのですが、
どう見ても「あんこ」になっているタイトルの「ブラック・ダリア事件」の方が
勝っちゃってるんですよねえ。

なので本来重要なはずの3人の人間関係の部分が時間を掛けている割には
希薄になってしまい、ラスト。バッキー(ジョシュ・ハートネット)が
ケイ(スカーレット・ヨハンセン)の元へ帰って来てもなんの余韻もなく、
むしろ、全然入れなくてもいい「エリザベスの死体」の映像に
デ・パルマらしさをみつけ、ニヤッとしてしまうと言う…
映画としては致命的なミスを犯してしまっているんではないかとさえ思ってみたり…。
(いや、私はそこが嬉しかった口ですが…。)

キャスト(ジョシュ、ヨハンセン、エッカード、スワンク)も思ったよりは
悪くなかったとは思いますが、演技がどうのと言うより、
4人が4人とも、いかがわしくないと言うか、思い切って書くと
エロくないのが頂けないんですよねえ。
ああ言う退廃的な人間関係を描くのなら、もっと内面のエロさみたいなものを
持っている役者を配してくれないと雰囲気が出ないというか、
健全過ぎちゃうっていうのかなあ。
役者が悪いのかデ・パルマ先生の演出が悪いのか…
そういうのが描けないようなら、いっそのこと「ブラック・ダリア事件」の部分だけを
抜き出して、(リー抜きにして)映画化した方が面白かったのかも!
まあ、1番良いのは、原作をもっと上手く脚色出来れば良かったんですけれどね。

しかし、音楽もなぜにあそこまで「LAコンフィデンシャル」を
意識した曲作りになってしまったのかなあ。
最初、気になって映画に没頭出来ませんでしたよー。
今更、ピノ・ドナッジオじゃB級過ぎてダメなのかもしれないけど、
マーク・アイシャムには、もうちょっと違う曲を描いて貰いたかったなあ。

まあ、なんだかんだ言っても、久々にデ・パルマ節(銃撃シーンのワンカット撮影や
リーの転落シーンやラストの死体など)が見られたのと
ヒラリーの母親役を演じたフィオナ・ショウ(ハリー・ポッターのペチュニアおばさん!)
の壊れた演技が素晴らしかったので、ファンの方にはお薦めなんですけれどネ!

マクタロウ

原作を読んだのは7~8年前。
細かい内容は既に覚えていないので、読んでいないのとほとんど同じという情けない私。

でも、最初は「セブン」のデヴィット・フィンチャーが監督として
アナウンスされ、「これは楽しみ!!」と思っていたのだが、
結局監督はブライアン・デ・パルマ、アーロン・エッカートとジョシュ・ハートネットが
それぞれブランチャード(ファイア)とブライカート(アイス)を演じることに。

細かい内容は覚えていなくても作品の雰囲気はなんとなく覚えているもので、
「どうも役者に魅力がないなあ」と思っていたら案の定、
作品の怪しさ(妖しさ)に役者が追いついていない感じがした。
ストーリーは整理し切れていない感じがする。
121分の作品なのに長く感じたのは脚色のまずさからではないだろうか。
それでもブランチャードが待ち伏せされビルから転落するシーンなどは、
影の使い方などにデ・パルマらしい演出が効いていて緊張感がある。
ラストに見せる「ビックリ」カットも、らしいと言えばらしいけど。
事件の内容からしたら、全体的に退廃的でどろどろした雰囲気が
ほしかったのだが、それがあまり感じられなかったのが残念。

ブラック・ダリア(2006)
THE BLACK DAHLIA
メディア 映画
上映時間 121分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 2006/10/14
ジャンル サスペンス/ミステリー/犯罪
映倫 R-15
世界一有名な死体、世界一忌まわしい謎。
監督:ブライアン・デ・パルマ
製作:ルディ・コーエン モシュ・ディアマント アート・リンソン
製作総指揮:ロルフ・ディール  ダニー・ディムボート
ジェームズ・B・ハリス ヘンリク・ヒュイッツ ジョセフ・ローテンシュレイガー
アヴィ・ラーナー トレヴァー・ショート アンドレアス・ティースマイヤー
ジョン・トンプソン
原作:ジェームズ・エルロイ 『ブラック・ダリア』(文春文庫刊)
脚本:ジョシュ・フリードマン
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
プロダクションデザイン:ダンテ・フェレッティ
衣装:ジェニー・ビーヴァン
編集:ビル・パンコウ
音楽:マーク・アイシャム

出演:ジョシュ・ハートネット バッキー・ブライカート
アーロン・エッカート リー・ブランチャード
スカーレット・ヨハンソン ケイ・レイク
ヒラリー・スワンク マデリン・リンスコット
ミア・カーシュナー エリザベス・ショート
マイク・スター ラス・ミラード
フィオナ・ショウ ラモーナ・リンスコット
パトリック・フィスクラー エリス・ロウ
ジョン・カヴァノー エメリット・リンスコット
レイチェル・マイナー マーサ・リンスコット
ビル・フィンレイ ジョージ・チルデン
ジェミマ・ルーパー ローナ
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