ウルトラヴァイオレット

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 マクノスケ

「リベリオン」のカート・ウィマー監督が、
「バイオハザード」のミラ・ジョヴォヴィッチを主演に迎えて贈るSFアクション。
驚異的な能力を持つ<超人間(ファージ)>とその撲滅を
目指す政府が対立する近未来を舞台に、人間の少年を守るため、両勢力を敵に
回したファージの女戦士の戦いを、息をもつかせぬアクションの連続で描く。
(allcinema.net解説より抜粋)

清水のエスパルスドリームプラザにあるMOVIX清水で観てきました。
ジョヴォビィッチ好き(そこそこのファン)としては、
彼女のアクションとプロポーション、そそられる口元が
堪能出来てそれなりに楽しんで帰ってきました。

設定がなにやら「X-MEN」や「イーオンフラックス」「Vフォー・ヴェンデッタ」と
同じなんですが(政府と特別な能力を持ってしまった新人類との闘争という図式)
監督はジーナ・ローランズ主演の「グロリア」の未来版としてこの作品を作ったそう。
なるほどーとも思えなくはないんですが、なにしろCGが命のこの作品にあって、
肝心のCGがちゃちなのが致命的。
それでも所詮、B級と思い直し、お話に集中しようにも、
ファージ(超人間)の設定が説明不足なものだから、観ているこちらは
「服の色が変わるのはファッションか~?」などと勝手に想像しながら観るしかないのが、
更にこの作品の評価を落としている原因かと思いました。

あとでネットで方々を探ってみたら「ファージ」って吸血しない
吸血鬼のような設定だったんですね。
身体能力、治癒能力が高く、夜目が利き、昼間の闘いには
向いていない(だからヴァイオレットはサングラスをしていたらしい)。
それなのになぜ彼女が暗闇に弱いのか…
設定だけで説明がないっていうのもどうかなあーと。
それにファージは12年の寿命しかないんだそうですが、
それって「6」(シックス)の立場は?
だったら、彼の抗体から「ファージ」が長生き出来る物質がみつかるとかいう
オチでも良かったんじゃないかなーと思いましたが、
この手の作品にあれやこれや求めるのも筋違いかしらん。(笑)

音楽はクラウス・バデルトで、これまたもういいからってくらいに終始鳴りっぱなし…。
最近では「ポセイドン」や「コンスタンティン」「パイレーツ・オブ・カリビアン/
呪われた海賊たち」などをやっているわけですが、どちらかと言うと好きな方。
曲自体はノリも良くて良かったように思います。
この作品は「リベリオン」つながりだったようですね。

で、CMなどで流れていたヒップホップの曲jemが唄う「24」は
amazonで視聴出来ます。(映画では流れていません)→Finally Woken

 マクタロウ

久し振りに「バカっぽいアクション」を観たくて行ってきました。

まあ、予想通りの出来でそれなりに楽しむことが出来たのは○。
ただ制作者側が考えている設定を作品の中でちゃんと説明していないので、
物語の展開や描写に納得できない部分が多いのは困る
(物語の発端たる「ファージ」の設定さえよく分からない)。
カーアクションは、ほとんどCGで作られていたように思うが出来は今ひとつ。
一番の魅力はミラ・ジョヴォヴィッチ。彼女はスタイルが良く、
立ち姿はゲームかアニメのキャラのようで、本作や「バイオハザード」などで
重宝されるのは分かる気がした。
髪型のせいもあるが、サングラスをかけた顔のアップでは
「甲殻機動隊」の草薙素子実写版といった趣もあった
(かなり影響されていると思うけど)。
登場人物には魅力的な部分もあったので、
物語や設定の独りよがりな部分をうまく処理して、
もう少し主人公の感情を描いてやれば良い作品になったかもしれない。
それにしても、集団で1人に銃を突きつけて円く囲むなよ!!
同士討ちになるのに決まっているじゃあないか、馬鹿者!!

ウルトラヴァイオレット(2006)
ULTRAVIOLET
メディア 映画
上映時間 87分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(SPE)
初公開年月 2006/06/24
ジャンル アクション/SF/サスペンス
感染は広まり
世界を変えた。
それでも生き残る――
君を守るため。
監督:カート・ウィマー
製作:ジョン・バルデッチ ルーカス・フォスター
製作総指揮:スー・ジェット チャールズ・ワン
トニー・マーク
脚本:カート・ウィマー
撮影:アーサー・ウォン  ジミー・ウォン
プロダクションデザイン:チュー・サンポン
衣装デザイン:ジョセフ・ポロ
編集:ウィリアム・イェー
音楽:クラウス・バデルト

出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ ヴァイオレット
キャメロン・ブライト シックス
ニック・チンランド ダクサス
ウィリアム・フィクトナー ガース
セバスチャン・アンドリュー




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