ゲド戦記1 影との戦い

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20180126-03.jpg朝から首と肩が痛くて、思うようにネットが出来ず、仕方ないので(?)読みかけだった「ゲド戦記」を読みました。魔法使いのゲドが主人公ということで、「指輪物語」や「ナルニア国物語」(まだ1巻しか読んでませんが)が引き合いに出されているのを見ますが、この2作にくらべると、これは物語の形を借りた個人の心の葛藤を描いた物語であり、そこに自分自身を重ね合わせながら読んでいくと、年齢を重ねた人ほど味わい深い作品として楽しめるのではないかと思いました。

物語は未だ若く放漫な主人公が魔法学校に入学し、ライバル心から禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼び出してしまい、以降ゲドと影の壮絶な闘いが繰り広げられるわけですが、アースシーという海に過去囲まれた島々を情緒たっぷりに描く筆致もさることながら、ゲドの後見人とも言うべき年老いた魔法使いオジオンの深い愛情と魔法学校で知り合ったカラスノエンドウの友情に涙しました。

また魔法の定義もアースシー世界の古代語(ハード語)で魔法をかける物の名前を正確に唱えなければならないという設定があるのに説得力があったように思います。たとえば「全ての海に荒らしを呼ぼう」とすると、全部の海の名前を呼ばなければならず、よってひとりの魔法使いが使える魔法には限界という物があるという設定になっています。それゆえに個人の名前にも呼び名と真の名があり、自分の真の名を他人に明かすといういうことがどういう事なのか、それにまつわるエピソードにも心打たれるものがありました。

真の名前はもとより、ゲドがハヤブサとなって大空を飛び回るシーン、ゲドの心の支えとなる小動物オタクのヘグの描写、様々な形を取ってゲドの前に現れる影のイメージなど、ついつい宮崎アニメのあのシーン、このシーンが頭をもたげてしまう自分のおたく度が情けないんですが、宮崎さんがいかにこの作品に影響を受けていたかを知る事が出来たのも収穫でした。

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Comments 2

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おはよう☆
「ゲド戦記1」なかなか良さげです。
「1」となってますが本のシリーズはまだまだ続くのですか?
読みでがありそーですねえ。
ところで、マクノスケさんは本を読むときの姿勢はどのようにされてますか。
わたしはいつもうつ伏せで本を読んでるので、首と腰に疲労がきます。知らないうちに居眠りしちゃってそのまま2時間くらい、キッチリとひじでからだを支えて、首だけがっくり下がった状態なんてのもよくあります。すごい肩凝るあるよ(泣)。

マクノスケ

>ちーさん
全部で6巻です。
上の画像がamazonにリンクしているので、それぞれをクリックするとその本の説明を見ることが出来ますよ~。
とりあえずは3巻まで(最初はここで終わりのはずだったらしい)読んでみようかと思ってます。
ちなみにジブリの映画は3巻の「さいはての島へ」のアニメ化。
本は以前はベッドに仰向けになって読んでいたんだけど、今はとにかく肩(首から半袖の服を着た時の袖の部分まで)が痛いのね。
その姿勢だと長続きしないので、ベッドに腰掛けたり、ソファに座ったり、場所を移しながら読んでいます。でも首と肩には良くないみたいね~。(泣)いや~私も肩凝ったよー!