汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集

帰宅後、先日マクタロウが買った「汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集」を読んだのですが、やっぱりこの不気味さがたまらないですねー!!
映画「奇談」の原作「生命の木」など1974年から1995年までの12作品が収められているのですが、中でも7編目の「生首事件」は最高に面白かった!主人公のふたり、おとぼけの栞(しおり)と何事にも動じない紙魚子(しみこ)のキャラが絶妙。このふたりが主人公のシリーズのコミックスも出ているようなので機会があったら読んでみるつもりです。
あとは「鎮守の森」。「もういいかーい!」「もういいよ」というラストのセリフに「なんて上手い人なんだ!」と思わず唸ってしまいました。それと「沼の子供」はアダムとイヴだったのかーとかね。最後の「夢見る機械」は思いっきり「マトリックス」や「バニラスカイ」の元ネタですよねー。1974年の作品だから20年も前のもの!むー。すっかり諸星大二郎に魅了されてしまった私でございます。
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