
主演の竹野内豊目当てだったんですが、(結構顔が好きなタイプ!)ストイックなところは出ていたとは思うんですが、セリフ廻しがちょっと優しすぎるのが「フォックスと呼ばれた男」から受けるイメージとちょっと違っていて残念でした。
でも脇で光る役者さんがいて楽しんできました。一番強烈だったのは唐沢くんかなあ。丸坊主に入れ墨だけでも印象的なのに性格もアクが強くて個性的。ここぞと言うところで目立っていてこれはおいしい役だと思いました。山田孝之と阿部サダヲもいつもの観客に求められるキャラを思う存分に演じてくれていて嬉しかったです。井上真央ちゃんも朝ドラ「おひさま」への布石って感じで気迫ある演技で頑張っていて好感持てました。
全体的にはやっぱりロケがとっても生きていたって事ですかねえ。
それからアメリカ兵のルイス大尉の視点から
描かれていると言う点が成功していたと思います。
そのルイス大尉が日本人の誇りや自尊心を将棋の駒に例えるシーンに
「ポケットにどれだけ駒を持ってるんだい!」
とバカなツッコミをしたりしてる私でしたが(アホですみません!)、
劇中に掛かる歌が「椰子の実」だと気づくのに
だいぶ掛かっちゃってるところが、
日本人としてダメダメで情けなかったかなあ。
やっぱり淀川さんが言っていたように
映画だけでなくいろんな事に目を向けて知識を広げてこそ
映画が楽しめるんだなあと改めて思った次第です。

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