マクノスケblog

スター・ウォーズ、映画、ドール大好きおたく主婦の日記。

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史上最大の作戦

史上最大の作戦

 マクノスケTOHOシネマズ小田原が「20世紀FOX 70周年記念 スタジオ・クラシック・シリーズ -今なお映画史に輝く永遠の傑作・名作がここに-」と題し企画公開した「史上最大の作戦」を観に行って来ました。「史上最大の作戦」は1962年に公開されたモノクロ映画(179分)で、第二次大戦におけるノルマンディの攻防戦を連合国側から描いた戦争スペクタクル巨編です。原作はコーネリアス・ライアンのノンフィクション・ベスト...

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 マクノスケ

TOHOシネマズ小田原が「20世紀FOX 70周年記念 スタジオ・クラシック・シリーズ
-今なお映画史に輝く永遠の傑作・名作がここに-」と題し
企画公開した「史上最大の作戦」を観に行って来ました。

「史上最大の作戦」は1962年に公開されたモノクロ映画(179分)で、
第二次大戦におけるノルマンディの攻防戦を連合国側から
描いた戦争スペクタクル巨編です。
原作はコーネリアス・ライアンのノンフィクション・ベスト・セラー小説。
いわゆる群像劇もので、これといった主人公は登場しませんが、
原題の「THE LONGEST DAY」が示すとおり、この長い1日を英国、米国、フランス、
ドイツなど、それぞれの立場で描いた秀作と言えるでしょう。

DVDを観ているとは言え、映画館で観る戦闘シーンは、やはり迫力が違いました!
特に後半のドイツ軍が立てこもるホテルの攻撃シーンの長回しは、本当に凄い!
構図といい、その中で展開するアクションといい、戦争映画の中でも
上位に位置するベストシーンと言っても過言ではないのではないでしょうか。
ノルマンディ上陸とこのホテル攻撃シーンなどを観ると、
改めて「プライベート・ライアン」が、この作品にいかにオマージュを
捧げていたのかがわかります。
見どころはたくさんありますが、フランスのレジスタンスの女性と
パラシュート部隊の死体を呆然とみつめるジョン・ウェインの演技に魅せられました。

ラスト。
足を負傷した兵士がそこに偶然居合わせた若い兵士に言う…
「おかしいね。彼は死んで、俺は動けなくて、君ははぐれている。
そんなものらしいね。戦争はね。」
というセリフが心に染みました。

単なる豪華キャスティング戦争映画とだけではくくれない
戦争映画史に残る映画だと思います。
主題歌の作曲は出演もしているポール・アンカ。
邦題は当時FOXの広報だった水野晴朗先生が命名したそう!
「007・危機一発!」(髪ではなく発!)といい、当時はセンスあったんですねー。
いや、ある意味今もかしら?

 マクタロウ

私はこの作品をレーザー・ディスクやDVDで何度も観てきたのだが、
「観に行こう」と思った瞬間から上映開始まで、
今年観たどの映画よりもワクワクしていた。
とにかく「史上最大の作戦」をスクリーンで観ることが出来ると言うことだけでも
感激なのだが、では、どこにそれほどの魅力を感じるのか?

まずは本作の原作者であり、脚本も手がけたコーネリアス・ライアンの功績を挙げたい。
彼は、各国の将軍から1兵士、1市民にまで焦点を当て、
様々なエピソードの積み重ねにより「1944年6月6日」という
歴史の中の1日を描き出している。
その日に起こった悲喜劇、決定的な判断ミス、絶望と希望・・・
それら全てが人間の行いであり、この俯瞰で描かれた人間ドラマこそが
本作の最大の魅力である。
特に「戦場」という混乱した非日常で起こる喜劇的なエピソード
(その多くは英国的ユーモア)が作品に良いリズムを与えている。

そして映像。圧倒的な物量を投資した戦闘シーンの迫力と、見事なカメラワークだ。
そのいくつか、私の好きなシーンを上げてみようと思う。
オマハビーチに押し寄せる上陸用舟艇。
海岸に降り立った無数の兵士達がドイツ軍の攻撃を受けつつ、
丘陵の下にたどり着くまでをカメラの横移動1カットでとらえたシーン。
横移動こそ映画の醍醐味だと思っている私には大変印象深いシーン。
たった2機の戦闘機でイギリス軍上陸地点に機銃掃射を行い、
ドイツ空軍の意地を見せるプリラー。
その空撮で再現されている戦場は、数キロもあろうかと思われ、
その規模に驚かされる。
そして、本作屈指の名シーンと私が思っているのが、
フランス軍コマンドがドイツ軍の拠点であるカジノを攻撃する場面である。
ここでも空撮を使用し、川沿いに立ち並ぶ建物の影から出てくる兵士達を追いながら、
カジノの建物までを写しだし、さらにカメラは回り込んで街並みと、
攻撃してくるフランス軍をとらえるという見事さである。
これらの場面で感じることは、本物の迫力ということだ。
それは、上記のシーンだけではなく、本作全般に言える。
現代では到底再現し得ない規模の作品と言えよう。
このことは配役にも言えることで、当時のスター達が単なる顔見せに終わらず、
それぞれの役に血を通わせる仕事をしている。
私が観た大作戦争映画の中で、作品の構成、映像において
本作と肩を並べることが出来るのは「トラ!トラ!トラ!」くらいだろう。

今回の上映は20世紀フォックスの70周年記念上映ということのようだ
(他に「サウンド・オブ・ニュージック」「タイタニック」などが上映されたようだ)。
私としては定期的にこのような過去の名作を(もちろん「トラ!トラ!トラ!」も)
上映してもらえると嬉しいのだが。

史上最大の作戦(1962)
THE LONGEST DAY
メディア 映画
上映時間 179分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 1962/12/15
リバイバル →FOX-67.12→東宝東和-77.9→FOX-95.8
ジャンル 戦争/ドラマ/アクション
史上最大のマーチがきこえる!《世界で一番長い日》を描いた永遠の叙事詩--あの感動の名作がやってくる!(リバイバル時)
監督:ケン・アナキン
ベルンハルト・ヴィッキ
アンドリュー・マートン
製作:ダリル・F・ザナック
エルモ・ウィリアムズ
原作:コーネリアス・ライアン
脚本:コーネリアス・ライアン ジェームズ・ジョーンズ
ロマン・ギャリー デヴィッド・パーサル ジャック・セドン
撮影:アンリ・ペルサン ジャン・ブールゴワン ワルター・ウォティッツ
音楽:モーリス・ジャール

出演:ジョン・ウェイン
ヘンリー・フォンダ
ジャン=ルイ・バロー
ロバート・ライアン
リチャード・バートン
ロバート・ミッチャム
アルレッティ
ショーン・コネリー
ロッド・スタイガー
ロバート・ワグナー
ジェフリー・ハンター
リチャード・ベイマー
ポール・アンカ
メル・ファーラー
フェビアン
スチュアート・ホイットマン
スティーヴ・フォレスト
トム・トライオン
サル・ミネオ
ロディ・マクドウォール
レッド・バトンズ
エディ・アルバート
エドモンド・オブライエン
ケネス・モア
クルト・ユルゲンス
ゲルト・フレーベ
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GOAL!

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【マクノスケ】本日、小田原TOHOシネマズで2本目の映画鑑賞となります。「GOAL! ゴール!」は、FIFAが全面的に製作協力をしたサッカー映画で、メキシコ生まれのサンティアゴが、イングランド・プレミアリーグの名門チーム、ニューカッスル・ユナイテッドで活躍するようになるまでを描いた全3部作のパート1。いやいや、もうこれ、スポーツ映画の王道を行っている作品でありまして、サッカーシーンは、それこそ、自...

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【マクノスケ】
本日、小田原TOHOシネマズで2本目の映画鑑賞となります。
「GOAL! ゴール!」は、FIFAが全面的に製作協力をしたサッカー映画で、メキシコ生まれのサンティアゴが、イングランド・プレミアリーグの名門チーム、ニューカッスル・ユナイテッドで活躍するようになるまでを描いた全3部作のパート1。
いやいや、もうこれ、スポーツ映画の王道を行っている作品でありまして、サッカーシーンは、それこそ、自宅でテレビを観ながら、応援するかのように興奮してしまいました。あやうく声が出そうになった事はここだけの話。(笑)
しかも「父と子もの」に弱い私には思いっきりツボの映画でした。


こういう映画は、ライバルなんかが出るのが相場となっていますけれど、ライバル役と目されていた、ガバン・ハリスくんは、単なる女好きのだらしない性格で愛嬌もあり、主人公のサンティアゴとも厚い友情で結ばれていて、新鮮で良かったです。
所々に挿入されるギャグにも切れがあり(イギリスとアメリカの違いとかタクシー会社の無線のやりとりの場面とか…)大いに笑わせて頂きましたし、最初はイマイチだと思っていた監督が、結構良い人で、最期の方で「パスだー!パス!」と監督と一緒に(心の中で)叫んでいる私は、やっぱりおじさん好きなんだなあと自覚した次第。(笑)
で、その監督を演じたマーセル・ユーレスって、何処かで観たことがあるなーと思っていたら「ピースメーカー」のリュックの男&「ジャスティス」のドイツの将校だという事が判って、ちょいとビックリしました!たしか、もっとスマートでしたよねえ。
いつの間にこんな良い体格に…。
おまけにパンフレットを良く読んだらサンティアゴの彼女・ロズ・ハーミソンを演じたアンナ・フリエル嬢は、実生活では、デヴィット・シューリス(「キングダム・オブ・ヘブン」の十字軍兵士の役も良かった!)の奥さんだと判り、またまたビックリ!あのシューリスにこんなきれいな奥様が…。やるなあ!シューリス!!(「タイムライン」で共演して結ばれたそうです。)
しかし秋に公開される「2」が楽しみです!
レアル・マドリードでの活躍はもちろん、マネージメントを担当するグレンさん(スティーヴン・ディレイン)やロズとの関係、ガバンとの友情も注目だわー!!う~ん。でも「3」でイングランド代表になるって事は帰化するって事なのかな?
よく事情をわかっていない私…。

6/9追記
サンちゃんはイングランド代表になる訳ではなかったようです。
こちらのクノ・ベッカー・インタビューで、「3」について、どこの代表になるか主役のクノ・ベッカーくんが語っています。
なるほどー。パンフレットに書かれていた「2」の展開は、そういう事だったのか…。


【マクタロウ】
私、Jリーグ発足当初からの俄サッカーファンです。さらにスポーツ映画が好きなんです。となれば本作は観ておかなければいけない1本なんです。しかも3部作となれば1本目を逃すわけにはいかないんです。

スポーツ映画の醍醐味は、「主人公が苦難を乗り越え試合に勝利する」ということでしょう。それが予定調和だと言われればそうかもしれないけど、ことスポーツ映画に関しては変にこねくり回さず素直に描いた方が良いね。

主人公サンティアゴは好青年で好感が持てるし、彼を見いだす伝説のプレーヤー、グレンは人情味あふれる好人物。チームメイトのガバンは女ったらしだけど憎めない上に、コメディーリリーフという美味しい役所。その他、監督、リザーブチームの面々など魅力的なキャラクターを配していて良い。
更に、ニューカッスル・ユナイテッドの地元の人々。彼らのチームに対する、ひいてはサッカー、失礼、「フットボール」に対する愛着がそこかしこに描かれていて微笑ましくなる。

「お決まり」のストーリーを盛り上げるには、こういった魅力的な登場人物が重要なのだ。

「お決まり」と言いつつも、ストーリー展開は丁寧で主人公が安易にトップチームに入れないところなど、好感が持てるし、試合のシーン(もう少し見せて欲しかった)も迫力があり、父と息子の葛藤、家族の愛などを盛り込み、まんまと乗せられて(そのつもりで観に行ったのだから、期待通りだ)、ラストはじんわり。
「1」ではやっとトップチームで出場、初得点を決めたサンティが、秋に公開される「2」ワールドカップ時に撮影される「3」でどのように成長していくのか、これからの展開が楽しみだ。

■少年の夢は、みんなの夢になる。
[監]ダニー・キャノン
[脚]ディック・クレメントほか
[出]クノ・ベッカー アレッサンドロ・ニボラ マーセル・ユーレス アラン・シアラー デビッド・ベッカム ジネディーヌ・ジダン ラウール・ゴンザレス スティーブン・ジェラード
[制作データ] 2005米.英/東芝エンタテインメント [上映時間] 118分



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